GW真っ只中、休日などのサイクリング予定など立てて気持ちも盛り上がっているのではないでしょうか。
ですが、自転車に乗ってサイクリング中に急なトラブル等があると慌ててしまいますよね、、、そこで今回は自転車に乗る前に必ず空気圧のチェック、自分の自転車についているタイヤの空気圧表示について紹介していきます。
目次
自転車の(タイヤの空気圧)調整していますか!?
タイヤに空気を入れることは自転車の日常メンテの基本。
しかし、適当に空気を入れるのと、適正に空気圧を調整するのとでは、(自転車の乗りやすさ)や(パンクのリスク)が変わってきます。
その為、空気圧調整の目安としてタイヤには適正空気圧が設定されています。
そこでタイヤの空気圧の見方、基本的な知識、やり方を知っておくと、これからの自転車ライフに役立つこと必見です。
空気圧1つで、自転車の走りが変わる!!
空気圧を適正に調整すると!?
※ 自転車の走りが軽くなる ※ 乗り心地がよくなったりします。
これは、走り重視のロードバイク、乗り心地の悪いミニベロロードバイクには無視できない重要ポイントになります。
また、パンク予防にも空気圧管理が重要です。
タイヤの空気圧の基本と応用が分かれば愛車のタイヤの乗りやすい調整もできますね。
タイヤの劣化は走行面より側面側の方が早い
自転車のタイヤの寿命はトラブル、年数、保管状況、走行距離、タイヤ径などいろんな要素があると思います。
同じタイヤを数年使ってみるとよく思うのは、タイヤに刻まれている、水はけ溝よりはサイドのビート部分の裂けが目立ってきていませんか!?
その状態でタイヤに空気を適正に入れずに乗っているとタイヤのサイド部分の裂けがさらに悪化し、パンクリスクも高まります、
タイヤの多少のひび割れでは問題はないですが、空気がないままの状態で乗ることによるタイヤ寿命の低下、裂けの広がり、異物の突き刺し、段差でのホイールのリム打ちのリスクも高まります。
タイヤにひび割れ等出てきていても、適正に空気圧点検をしておけばタイヤの寿命を延ばすことも出来ます。
適正空気圧はタイヤ毎に決まっている、表示を確認しよう。
自転車のタイヤの空気圧はどのくらい入れればよいのか? 空気圧はどのくらい調整すればよいのか?
それはタイヤの製品毎に決まっています。
※ タイヤの側面に適正空気圧の表示がある。 (確認)
今回は自分のミニベロロードのタイヤ シュワルベ デュラノで紹介します。
タイヤの側面に(適正空気圧の範囲を示す数字)が書かれています。
※ (いくら~いくら)と表示されているものと (いくらまで)と上限表示されているものがあります。 どちらかで必ず表示があります。
空気圧の範囲が表示されている場合
例 (写真のタイヤ表示明記を参照)
6.0~8.0bar 85~115psi と表示されていますのでタイヤの空気圧はその範囲を保つ必要があります。
空気圧の上限だけ表示されている場合
例 今回の写真にはMax表示がない為、タイヤの空気圧上限を基準にして (MAX8.0bar 115psi)
タイヤの空気圧は上限値を超えてはいけませんと表示されます。
※ この場合、下限はいくらでも良いというわけではなく、(下限=上限の7割くらい) と考えると良いと思います。
タイヤの空気圧単位はいろいろある
タイヤに表示されている空気圧の(単位)はメーカー、製品によってバラバラです。
bar 読み バール
psi 読み プサイ、ピーエスアイ、ポンドパースクエアインチ
kpa 読み キロパスカル
kgf/㎠ 読み 重量キログラム毎平方センチメートル
この様に混在して使われています。 ポンプの空気圧系を見る時、他のタイヤと比較する時などは見る単位を間違えないように注意しましょう。
※ 通常、空気圧系には複数の単位表示がされているものが多く、換算は容易です。
※今回は自分のポンプGIYOでの表示をしております。写真のような2種類以上の空気圧の単位表示がある空気圧計を使用する場合、いちいち空気圧を計算する必要もないでしょう。
補足、豆知識
※ kpa は bar の100倍の数値になります。 1bar=100kpaです。
※ bar と kgf/㎠ は単位が違いますが、ほぼ同じ数値になります。 1bar=約1kgf/㎠
空気圧は(車種)ではなく(タイヤ)で決まる。
自転車に乗り始めたころに勘違いしやすいのが、空気圧は車種ごとに決まっているというのは誤解です。 間違えやすいので注意です。
質問でお見掛けする人がおられます、 ※ロードバイクの空気圧はどのくらい入れたらいいですか? ※ ミニベロの空気圧はいくらですか?
空気圧は車種ではなくタイヤの製品によって決まります。 同じ車種でも、タイヤが違えば適正空気圧は大きく異なる場合があります。
勘違いしたまま上限値を大幅に超過して空気を入れてしまったら大変ですよね。
逆に空気圧が適正範囲よりも低いとパンクの原因のリスクが高まります。
タイヤの空気圧は人に聞いたり、うろ覚えで調整すると危険な場合がありますので、必ず自分のタイヤの側面の表示を確認しましょう。
実際に空気を入れてみる。
※今回は自分の仏式(フレンチバルブ)で紹介していきます。 エアキャップを外します。
バルブの先端にあるボルトを(反時計回り)に回して緩めます。 これで栓が解放されて空気を入れられます。
先端を軽く押して(一瞬程度)軽く空気を抜く。 栓がバルブにくっついて空気が入りずらい時がある為。
ポンプをバルブに垂直に差し、レバーを立てる。
バルブに対して垂直に押し込み奥まで差し込む、浅いと空気漏れを起こすことがあります。
※斜めに差し込む、入れた後、引き抜くとバルブの先端を痛めたり、シールに損傷を与えてしまいます、微小漏れ(スローリーク)になる原因になります。 (パンクの形跡は無いのに週末に自転車に乗ろうとタイヤに触れると空気が入っていない、、)
ハンドルをフルストロークで入れる。
フロアポンプ、携帯ポンプも同様で、毎回フルストロークで入れることが大切です。(一番上げた状態~一番下げた状態) ガシガシ急いで入れたくもなりますが、確実に入れていきましょう。 ロードバイクのような高圧になると、しっかりと入れていかないと空気が入っていきません。
空気圧を入れ過ぎたら
空気圧計付のフロアポンプ、エアゲージはボタンを押すと空気が抜けるようになっていますので、入れ過ぎた場合は空気を抜くなどの調整は容易です。
空気圧チェックどのくらいの頻度でする!?
タイヤの空気圧は少しずつ自然に抜けていきます。 (パンクをしていなくても) なので空気圧は時間経過とともに下がっていきます。
参考までに目安を決めて定期的に空気圧をチェックしましょう。
※ ママチャリ、シティーサイクル・・・・7日に1度程度
※ クロスバイク・・・・・・・・・・・・6日に1度程度
※ ロードバイク、ミニベロロード・・・・5日に1度程度
※ ミニベロ・・・・・・・・・・・・・・4日に1度程度
特に細いタイヤ、高圧タイヤ、小径タイヤ ほど空気圧の低下は早いです。 自転車に乗る前になるべくチェックするのがベターです。
空気圧をマメにチェック&調整する事により、スローパンク、タイヤの劣化具合に早めに気づくことも出来ます。
空気圧を調整するとの効果、応用
タイヤ毎に定められた適正空気圧には(その設定範囲内で使用すれば、そのタイヤ本来の性能が発揮されますよ)という意味があります。
空気圧管理によってタイヤ本来の性能が発揮されると、その効果は体感でも感じられるようになります。
例) 今まで空気圧不足の状態で自転車に乗っていた人が、空気圧管理をして適正内で乗ると
※ペダルをこぐのが楽になった!! ※自転車が軽くなったような感じがした!! ※自転車が速くなった!! と感じることが多いようです。
また、適正空気圧はパンク、破裂を防ぐための安全の基準でもあり、とても大事なことです。
例) 長年パンクに悩まされていて、自転車はパンクをよくするものだと考えていた方が、適正空気圧内に調整して乗るようになり(パンクをする回数が減った!!)と、うれしい事例もあります。
空気圧応用
適正範囲内での空気圧を高めにする ⇒ ・乗り心地DOWN・転がり抵抗UP (タイヤは硬くなり、変形率が小さくなる、それによりタイヤが良く転がる為、加速、スピードが上がる) タイヤが硬くなる分振動吸収性が悪くなり、乗り心地が悪くなる。グリップ力も少し落ちる。
適正範囲内での空気圧低めにする ⇒ ・乗り心地UP・転がり抵抗DOWN (タイヤが少し柔らかくなる、その為、乗り心地が良くなる、グリップ力も上がる、長い下り坂、コーナーが多いところなどには良いです。 転がる抵抗が落ちる為、走行性能、加速は少し鈍くなる。
丁度いいと感じる空気圧は体重差でも違う
例 Aさん体重48kg Bさん体重80kg 同じタイヤ、同じ空気圧でも体重によりタイヤの変形率も変わりますので乗り心地も変わります。
Aさんの場合 ⇒ 設定範囲内の空気圧低めで調整。 空気圧が高いと路面からの振動で手、お尻が痛くなります。
Bさんの場合 ⇒ 設定範囲内の高めで調整。 低めだとタイヤが柔らかすぎてスムーズにペダルがこげない、タイヤの変形によるパンクのリスクもある。
※ ちなみに今の私は
体重60㎏ フロントタイヤ
7.0barで調整。 ハンドルから伝わる振動(小)、小回り、グリップ力も良い。走行性能(中)
リアタイヤ
約7.4barで調整。 体格的に胴体が長めの為、シートポスト高め、シート位置後ろ側に近いのもあり少し高め。 ミニベロだとほぼお尻の下にリアタイヤがある感じです。 シートから伝わる振動(小~中) 漕ぎ出し、巡航速度到達(中)
これで平坦で時速20~25㎞程 平均値17㎞ くらいでしょうか。
まとめ
もし今まで空気圧をあまり気にしていなかった人は、これからは積極的に調整してみてはいかがでしょうか。
初めは少し面倒かもしれませんが、乗り味の変化を実感したら、習慣になると思います。
空気圧1つで今までより楽に乗れたり、乗り心地がよくなったりしますので是非やってみて下さい。
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