こんにちは、いとちゃんです。 今回は前回の続きで自転車のバーテープの交換の仕方(初級編)について取り上げてみたいと思います。
どんなに良いバーテープでも数年で劣化傾向が見られるので、お店で交換してもらっても構いませんが、慣れると巻くのに難しくない為、自宅で練習してみましょう。
目次
バーテープを巻く前に、準備するもの
基本的には、バーテープ・エンドキャップ・黒ビニールテープ・ハサミ・洗濯バサミ・ディグリーザーや市販のシール剥がし(もし無ければパーツクリーナーで代用できます)・クロス(布巾)
これだけあればバーテープ交換は出来ますので準備しておきましょう。
バーテープ・エンドキャップ・化粧テープは最近の商品はセットで大体は販売されております。
ハサミ(バーテープのカットに使用)・洗濯バサミ(バーテープの途中固定に使用)・ペン(バーテープのカット位置合わせの目印に)・黒ビニールテープ(ワイヤーの固定と化粧テープ代わりに使用)
バーテープの交換目安
汗・日焼けによる劣化で、バーテープの表面が黒ずみ・剝がれてきたら交換の目安になります。(握るグリップも落ち、表面のテープがポロポロ取れるなど)
※ 写真のフィジークのバーテープはまさに交換時期になります。
いざ、バーテープを交換してみよう
古いバーテープを剝がしていく
バーテープを剝がしていく前に邪魔になりそうな・エンドミラー・ハンドル周りの取り付けているものを取り外しておきましょう。
STIレバーのブラケットをめくりあげ、エンドキャップを外していきます。 エンドキャップが固いときは、マイナスドライバーなどを差しこんで外しましょう。(エンドキャップを再利用する場合はドライバーなどでこじて取り外す時に折ったり・傷を入れないように注意しましょう。)
※ 最初のうちは巻き方を忘れそうになりますので、左右とも写真を撮っておいて見返しながら巻いていくと良いでしょう。 特にブラケット周辺部分。
① バーテープを剝がす前に邪魔になりそうなものを外しておく
② STIレバーのブラケット部分をめくりあげ、現在の巻き方の写真を撮る(左右・表面・裏面)
③ エンドキャップを外す
④ 化粧テープ・黒ビニールテープを剝がしてバーテープを剝がしていく
⑤ 劣化が見られる場合、ワイヤーケーブル部分の下地テープも剝がしていく
⑥ ハンドルに付いた汚れを洗浄していく
バーテープを剝がし終わると古いバーテープの粘着面・残りかすなどがハンドルに付いていますのでディグリーザーや市販のシール剥がし(もし無ければパーツクリーナーで代用できます)を使用して汚れを落としていきます。
今回は下地のワイヤーケーブル止めテープは劣化が見られなかったのでそのまま使用していきますが、劣化が見られる場合はバーテープ同様に剝がして粘着面を洗浄していきましょう。
バーテープを巻いていこう
最初にアウターケーブルを黒ビニールテープなどで留め直します。(今回はテープの状態が良い為そのまま使用していきます)
今回使用するバーテープは厚み3㎜のハニカム柄のシンプルデザインで厚めのバーテープを使用します。
※ 巻き始める前に、STIレバーのブラケット部分の隠しテープ用でバーテープを10㎝程度切っておく(今回は隠しテープ無しで巻いていきます。無くてもブラケットから見えないように巻けます)
① 巻き始めはバーテープの厚みにより、テープのはみ出し幅を変える(厚めなら2/1・薄めなら3/1程度で調整してエンドキャップが巻き込める長さを確保する)
② バーテープは少し引っ張りながらハンドルの外側から内側に巻いていく(手でハンドルを握ると外側から内側へ力がかかる為)
③ バーテープを3~4周巻いたらエンドキャップを先に取り付けてみる(巻き終わった後にエンドキャップが巻き込めなかったらやり直しになる為)
④ 巻き途中に違う作業をする場合、洗濯ばさみを活用するとバーテープが緩みにくい
最初のうちに苦戦しがちな部分のブラケット周辺を巻く作業。
最初に10㎝程切り落としておいたバーテープを使用する場合は写真のようにブラケット部分に隠しテープを貼り付けておくと巻き終わりにブラケット部分がカバーをしても見えにくいです。
※ 弱点としては厚めのバーテープを使用する場合は貼り付けた部分が若干ゴワゴワする印象が多少あります。
写真のブラケット赤→部分(5mm~8mm程度)ならはみ出ていても隠れますので、隠しテープ無しの方がゴワゴワしなくて良いかもしれません。
バーテープの巻き方・隠しテープ無し
① 赤☆部分を巻いたら裏側から・緑☆部分を巻く(この時裏側のブラケット部分をあまり見えないように巻いておく
② 緑☆表部分から・黄色☆裏部分に巻いていく
③ 黄色☆表部分から・ピンク☆裏側部分を巻いていく(ブラケット表部分の隙間に注意する)
④ ピンク☆表部分から順次ハンドル部分を巻いていく
※ 巻き方に失敗しても巻き直しは可能(粘着性に問題は無し・ただしハンドルの汚れの除去はしている場合)
写真では8mm以上ははみ出ておりますが、これでもブラケット部分をかぶせたら外側からは見えません。
後は化粧テープを巻きたい位置までバーテープを巻いていく(ハンドルのフラット部分をサイクリング中に良く使用される方は長めに・サイクル用品を中央部分に沢山取り付ける方は短めに調整しましょう。)
バーテープの巻き終わり
巻き終わりが平行になるようにハサミでカットしていきましょう。 カラーマジックペンなどでカット位置に印を入れておくと分かりやすいと思います。
ここまで出来ましたら、黒ビニールテープでバーテープを下地止めしていきましょう。
後は化粧テープを黒ビニールテープの上に貼り付けて終了です。 この作業を左右セットしていきましょう。
バーテープ交換完了です。 ミニベロはフロントフォークが短い分(・材質がクロモリ・カーボンだと多少は違うと思いますが)振動がロードバイクより多いので、厚みで弾力のあるタイプにしてみました。
バーテープの巻き方・参考資料
バーテープ巻き方(上級者)
忍者巻き
ここからは上級者のバーテープの巻き方も紹介していきますが、私もまだ挑戦したことはないので説明程度にとどめます。ぜひ上級者の巻き方にも慣れてきたら挑戦してみましょう。
「忍者巻き」とは、2本の色の違うバーテープを交互に重ねて巻くことで、ひし形の模様を作る巻き方です。ちょうど日本刀の柄(つか)のような柄になります。2本のテープの色を選んで、自分好みのバーテープに仕上げることができます。ありきたりのバーテープに飽きている人には、おすすめです。
一見和風のイメージですが、バーテープの2本の組み合わせにより色々なバリエーションが楽しめます。
今回は参考資料を掲載しておきます。
まとめ
今回はバーテープの交換の仕方について(初級編)紹介してみました。
バーテープは素材・柄の種類・厚み など豊富で自分のライフスタイル・好みに合わせたバーテープをお勧めしたいと思います。
慣れてきますと、たすき掛けなどは速く巻けるようになると思いますし・上級者の忍者巻きにも挑戦して自分好みの自転車カスタマイズを楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回はここまでです。 ここまでのお付き合いありがとうございました。
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