ミニベロのカスタムをしよう(初級編)ブレーキシューの互換性と交換の仕方

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こんにちは、いとちゃんです。 今回はミニベロのブレーキシューの交換の仕方・互換性について取り上げてみたいと思います。

スポーツバイクのブレーキシューは沢山の種類があります。そのブレーキシューの中でもシマノのブレーキシューは非常に有名です。しかし、どのような部分で優れているのかわからない方もいるかもしれません。

ブレーキパッドの交換時期・劣化具合・上位グレードにアップグレードするなど色々な方向性があるとは思いますが、参考になればと思います。

目次

シマノ製ブレーキシュー

自転車のコンポ市場で、大きなシェア率を誇っている国内コンポメーカー「シマノ」 

シマノ製のブレーキシューを多くの方が使用していますが、どのような特長があるブレーキシューなのでしょうか? まずは、シマノ製のブレーキシューの特長について説明します。

製品のコスパが良い

シマノ製のブレーキシューはコストパフォーマンスに優れているという特長があります。

ブレーキシューはその性能によって、ブレーキ時の制動距離が変わります。高価なブレーキシューはブレーキの制動距離が短くなっていますが、シマノ製のブレーキシューも性能面は悪くありません。それに加えて、価格も2000~5000円の商品がほとんどです。価格と性能のバランスが非常に優れています。

製品の安心感

ブレーキやブレーキシューはスポーツバイクでの走行時に命に関わる製品になります。そのような重要なパーツでも、国内メーカーという身近なメーカーであるからこそ、使っていても安心感があります。また、製品不良の評判が少ないのも、使っていて安心感につながるでしょう。

ブレーキシューの交換時機

ブレーキシューは、遅くとも刻まれた溝や段差が1mm程度まで減った頃に交換が必要です。

溝が完全になくなるとブレーキの効きが悪くなり、中の金属が露出してホイールを削ってしまうことも。スポーツバイクなら日常の点検時に、シティサイクルは空気を入れる際に、溝の残りを確認しましょう。

また、ブレーキシューの種類や車体の条件によっては、もっと早いタイミングで交換が必要なこともあります。自分で交換タイミングをつかむまでは定期的に自転車屋で点検をしてもらうのがおすすめです。

ブレーキシューの消耗速度は、ブレーキの使用頻度によって異なります。特に雨の日にも乗る場合や長い坂道でブレーキをよく使用する場合は、消耗が早いのでこまめに点検してください。ゴム製品であるブレーキシューは経年劣化するので、ちょい乗り程度しかしない人も2年程度での交換がおすすめです。

摩耗したブレーキシューを交換すれば、制動力が新品の状態に戻ります。より制動力アップを期待するなら、上位グレードのブレーキシューに変えるといいでしょう。ブレーキシューは小さくても命をあずける大切なパーツです。トラブルを回避するために、定期的な交換を心がけましょう。

取り付け可能かは互換性を確認

シマノ製パーツ互換表

2023-2024 SHIMANO Product Information Web

ブレーキシューが装着できないトラブルを回避するために、互換性を確認してから購入しましょう。

基本的に、使用中のメーカーがわかる場合は純正パーツがおすすめ。同じメーカーのものを購入すれば、うまく入らない・厚みがありすぎたといった問題が生じる可能性が低く、スムーズに交換できるでしょう。

カートリッジ型は台座のサイズを間違えないよう計測し、金具一体型なら規格が合っているかを要確認。シティサイクルの場合、リムがWOかHEかによって適合が異なるため、分からない場合は自転車屋に相談するのがおすすめです。

スポーツバイクの場合は、現在使用中のシューと同じ金具が使用されているか商品情報でチェック。わからないときは自転車屋で見てもらいましょう。

※ スポーツバイクのブレーキシューを台座(金具事)交換することにより上位グレードにアップグレードすることも可能ですが、ブレーキキャリパー本体との強度の関係もあり、必ずしも良い選択肢とは言えませんので上位グレードにアップグレードする場合は自己責任でお願いします。

実際にブレーキシューを交換してみよう・ブレーキシュー交換に必要なものは!?

※ 今回は実際に自分のミニベロに付いているキャリパーブレーキ(シマノ製SORA3500)のブレーキシューの交換をしてみます。

基本必要な工具は、六角レンチ又はヘックスレンチ・自転車用の携帯工具セットでも構いません、汚れが気になる方は手袋などを用意しておいても良いと思います。

取り付け後のブレーキの鳴きが気になる場合はトーイン調整をする必要もあるので、ブレーキシューチューナー(無い場合は厚紙で代用も出来ます)

※ トーイン調整については後日改めて紹介致します。

モノタロウ参照

六角レンチよりヘックスレンチ(頭がボール状になっている)をお勧めするのは自転車のパーツ交換で中々真っ直ぐねじに対してレンチが回しにくい箇所が多くあります、その為斜めからでも緩む・締めるができるヘックスレンチが有効な工具になります。

ブレーキシューの交換・取り外し

まずは現状に付いているブレーキシューですが、シマノ製SORAのブレーキシュー溝はまだありますが、5年ほど使用してきますと、ゴム自体の劣化が見られ、制動力も落ちてきています、なので外していきます。

今回は台座ごと交換するので、交換の際にスペースを作ります。

アジャストボルトを最深部まで締めこんでおき(交換後調整) ブレーキシューの隙間を開ける為、ロックレバーを上げます。

5年間使用したシマノ製SORAブレーキシュー

ブレーキシューの台座を固定しているボルト(赤丸) を六角レンチ・ヘックスレンチで外していきます。

※ この時にフロント側交換の場合はフロントブレーキレバーを握りブレーキをロック リア側交換の場合はリアブレーキレバーを握りブレーキをロックして作業をすると作業が楽にできます。

※ 片手作業が苦手な方はブレーキレバーを縛るなどして固定しても良いです。

※ ブレーキシューの取り付け時(仮止め時)も同様で作業がしやすい

5年間使用していたシマノ製SORAブレーキシューは溝こそあるもののゴムがカチてブレーキの効きは悪くなっていました。

ブレーキシューの交換・取り付け・調整

今回の交換パーツはシマノ製・アルテグラBR-R8000のブレーキシューセット SORAブレーキシューからのアップグレードする方向で、今後のブレーキの制動力・シュー・リムブレーキ本体の耐久性・などを検証したいと思います。

価格帯はフロント側・リア側のシューセットで5000円でおつりがくるくらいの価格なので、シマノ製のリムブレーキが付いているなら今後のアップグレードするには手が出しやすい価格帯ではないでしょうか。

台座も1度購入すれば、後はシューゴムのみの劣化交換で済むようになりますのでお勧めです。

シマノ製のスポーツタイプのブレーキシューの特徴はシュー台座のネジ締め部分にフリーのベアリング構造になっていることで、(受けのワッシャーもそれに合わせた構造)位置決めがフリーで合わせられるのが特徴。

そのおかげで、パッドの変摩耗・音鳴りを軽減する構造になります。 これはクラリス・グレードのブレーキシューから採用されています。

フロントブレーキレバーを引きながら、ブレーキシューを仮止め

ブレーキシューを外した時の逆手順・(シューのゴム替え側のネジが後ろ側・説明書参照) 左右のシューを仮止め。

左右仮止め後、ホイールリムの当たり面とシューの位置を合わせる。

※ ホイールリムの淵より2~4mm程度・ホイールリムのブレーキラインにブレーキシューパッドを合わせる、フロントブレーキレバーを握りブレーキをロック・トルク5~7ニュートンでネジを締め付ける

※ トルクレンチが無い場合は、手首までの力で締め付ける(腕・肘の力まで使うと締めすぎ)

簡易的なトルクレンチもカーボンパーツなどの締め付けにも持ち運びにも便利。

リアブレーキシューも同じような手順で脱着・取り付けをする。

取り付け後のブレーキシューの調整

リア側での参照

ブレーキレバーを握り、ブレーキの隙間を確認する(オレンジ部分

センタリング調整ネジを回し、効きの微調整をします。(赤丸部分)

アジャスタブルボルトを回しブレーキのクリアランスを左右3~4mmになるように調整します。

これでブレーキシューの交換は終了です。

まとめ

今回はブレーキシューの交換時期・パーツの互換性・交換の仕方について取り上げてみました。

実際に自分で交換した感想としては、注意点をしっかり守っていればシュー交換・台座ごとの交換もさほど難しくはありません。

ブレーキは自転車のみならず人の命を預ける重要なパーツになりますので、しっかりと点検・清掃・交換・確認をしましょう。

今回はここまでです。 ここまでのお付き合いありがとうございました。

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