冬山登山・ハイキングなどで注意しておきたい・自然や環境の注意点は!?

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こんにちは、いとちゃんです。 今回は、冬のアウトドア・登山などで注意しておきたいことを中心に取り上げてみたいと思います。

意外にも冬場のアウトドアや登山で怪我や遭難・死亡事故など起こっていることはご存知でしょうか!?

冬山・雪山登山は夏に比べれば酷暑もなく、比較的に過ごしやすい印象ですが、危険もそれなりに多い印象ですので、これからハイキングや登山を始めたい方は冬の危険性について学んでおきましょう。

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目次

初心者・登山者が心得ておくべき雪山・登山・アウトドアの注意点

昨今のアウトドア・登山ブーム、若者のアウトドア・登山者を多く見受けられます。(SNSの普及もあるかもしれません)

しかしながら、20代以下〜40代の遭難者の割合。夏山・秋山シーズンともに全体に占める割合は2割台ですが、冬山シーズンはなんと6割以上実に全体の約3分の2を占めているのです。(登山以外にもスキー・スノーボード・スノーモービルなどを含む)

もちろん、50代以上だから安心ということはありません。あなたが深刻な山岳遭難・怪我などの当事者にならないためにも、その対策は今からでも十分間に合います。

寒さが原因のトラブル・凍傷、シモヤケ、低体温症

凍傷やシモヤケ、低体温症といった寒さからくるトラブルは、「濡れ」と「風」が引き金となっています。そもそもなるべく汗をかかないことが大事ですが、真冬の場合はどうしても着こんでしまいますので、汗で濡れてしまったら乾いた服に着替えるなど、濡れた状態でいないことを徹底しましょう。下着や靴下は替えを十分用意しておくと安心です。

また、風もあなどれません。一般に、体感温度(人間が肌で感じる温度)は、風速1m/秒増すごとに約1℃下がると言われています。

もし、外気温が0℃で、風速10m/秒だと、それだけで-10℃の体感温度となります、、風を受けるような場所に出るときは、保温のミッドレイヤーを充実させたり、シェルレイヤーなどで風を防ぎましょう。

足のつり・こむら返り

雪山ではゆったりと座りこむような長い時間の休憩はしません。なぜなら、歩いて温まった体が冷え切ってしまうからです、特に雪山では、長く休憩した後は体が冷え切って足をつってしまう方がかなりいらっしゃいます。

そのため、疲れないように走行ペースを守り、ゆっくり歩くようにしています。また、休憩を取る場合は、5分~10分以上は休まず、短くこまめに休憩するなど工夫します。

水分不足にも注意しましょう。

雪山では汗をかきにくく、のどの渇きも感じにくいため、水分補給を怠ってしまいがちです。

トイレも近くなるからといって水分補給しなくていい訳ではありません。

冬は空気が乾燥していますし、血中の水分量が少なくなると血液循環も悪くなり体調や筋肉への負担にも影響するので、夏山同様にこまめに水分補給を行うことが大切です。

冷たい水分は取りにくいので、保温ポットに暖かい飲み物を入れておくのがおすすめです。

経験不足によるトラブル・行動計画や荷物の準備

雪の深さで歩行時間はかなり変動します。どのくらいの雪が積もっているのか、どんな地形なのかなど、事前の下調べをしっかりとしておき、現場では焦らずペースを守って歩くことが大事になります。

慣れない雪上歩行や、夏山とは異なる環境に焦りを感じてオーバーペースになり、早々にバテてしまう人も多くいます。特に冬は日照時間が短いため、余裕のある行動計画を立て、日没時間などもしっかり確認しておきましょう。

準備の際に、スマートフォンの電波・バッテリー容量だけでは不安がありますので、紙媒体にて行動計画表を作っておき、どんなウェアや装備を使うかシミュレーションしておきましょう。パッキングするときは、役割が重複したウェアはないか、使わない装備はないかなど、再確認しておきましょう。

雪山への不安から、ウェアやギアなどの荷物を充実させがちになります。アイゼンやピッケルなど、重量のある装備を持った上に、さらに余計なものをたくさんパッキングしてしまうことで、シャリバテ(エネルギー不足で体が動かなくなること)になる初心者も多くいます。

もちろん、慣れない雪山歩行で無駄な体力も消耗しがち。出発前に荷物を見直すこと、また、普段から体力をつけておくことは大切です。

雪山というだけで、気持ちが焦ってしまう人も多いはず。どうしても心が落ち着かないという人は、雪がない無雪期にそのルートを歩いておくといいでしょう。

雪が降る前に下見をし、どこを通るルートなのか、風を遮るものがあるかなど、ルートや周囲の状況を確認しておきましょう。

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気象や状況によるトラブル

雪山登山こそ、天気がよいときに行くべき。美しさが一層際立つし、何よりもトラブルが少なく、生じにくくなります。

天候が急変する日本の雪山は、世界的に見ても過酷な環境です。1日のうちで、雨交じりの雪から本格的な降雪に移行し、夜は晴れて明け方には放射冷却で極寒になる、、、と、目まぐるしく変化することもありますので、天候に合わせてコースを調整したり、ときには勇気ある撤退を決めたり、環境に柔軟に対応する必要があります。

近年、災害に近い異常気象が続いています、一方で、天気予報は格段に精度が上がって、入手も容易になっています。事前に気象予報を入手して分析し、くれぐれも無理な雪山登山は控えましょう。

広い尾根や、開けた場所でホワイトアウトが発生すると、上級者でもルートファインディングが難しくなるります。

雪山ではルートを読む力が問われますので、普段から地図読みや地形を見抜く力を養っておく必要があります。雪でルートを見失う、雪庇を踏み抜く、ホワイトアウトで道に迷う、雪崩に遭遇するなどのトラブルは、基本的なルートファインディングを怠ることで生じます。

デブリ(堆積した雪の塊)は、雪崩が起きやすい場所の見分け方の1つ。近づかないようにしよう。

携帯する地図には、分岐点や地形的な特徴など、ポイントを記入しておくことが大切です。その際は、ガイドブックを参考にするとよいでしょう。雪崩に関しては、過去に発生した場所が記録に残っていますので、近づかないことが最善の策です。素早く通過するなどの対処法もありますが、的確な判断ができないようなら難易度を下げ、雪崩の危険が少ない場所を選ぶようにしましょう。またGPSなどを合わせて携行するようにしましょう。

ホワイトアウト

雪や霧、雨などで視界が遮られて、方向や地形が分からなくなる気象現象です。雪道での視界不良の際によく使われる用語で、雪粒が結合しにくく水分が完全に凍って雪が移動しやすい低温下で起こりやすい特徴があります。

デブリ

雪崩や岩雪崩で落ちてきて堆積した雪塊や土砂を指します。登山用語として用いられます。

  • 雪崩や岩雪崩で落ちてきて堆積した雪塊や土砂
  • 山崩れによる土砂の堆積
  • 岩石が崩壊して岩場の底部にできた岩屑(がんせつ)の堆積

【デブリの発生】

  • 雪崩は、斜面上にある雪や氷が肉眼で識別できる速さで流れ落ちる現象です。
  • 雪崩には、すべり面の違いによって、「表層雪崩」と「全層雪崩」の大きく2つのタイプがあります。
  • 全層雪崩は、すべり面が地表面にあり、春先の融雪期など気温が上昇した時に多く発生します。
  • 低木林や、まばらな植生の斜面では雪崩発生の危険が高くなります。

雪山・真冬のハイキングに慣れていないうちは経験者と登ぼろう

雪山登山のトラブルを事前に検討することも大切ですが、実際に雪山の雰囲気や状況を体験して、どんなトラブルが生じやすいのか実感してみることも重要です。まずは、コースの短い(2〜3時間程度)の山から、雪山の雰囲気や状況を体験してみることをおすすめします。

その際、単独行はできるだけ避け、ガイドや経験者と一緒に入山しましょう。これは雪山に限ったことではなく、夏山でも言えることです。一番の理由は、何かトラブルが起きたときに1人では対処が難しいからです。経験者と一緒に歩けば、知識や技術を学ぶこともできますので、メリットも多いはず。

一気にハイレベルな山を狙うのではなく、少しずつ経験を重ね、ステップアップしていくよう心がけましょう。

まとめ

今回は、冬山登山・ハイキングなどで注意しておきたい・自然や環境の注意点は!? について取り上げてみました。

冬山登山・ハイキングには注意すべき点が多くあります、自分は大丈夫・ちょっとだから問題ない、等々安易な考えのまま登山・ハイキングをおこなって一つ間違えれば命にかかわることもありますので、しっかりと準備をして冬のアウトドアを楽しみましょう。

今回はここまでです。 ここまでのお付き合いありがとうございました。

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