知っておこう、登山・軽登山・レジャーで気を付けたい有毒危険生物・昆虫類。

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こんにちは、いとちゃんです。 今回は山や身近でも危険に遭遇することもある事を前提での危険な昆虫類の紹介と対処法等を紹介していきたいと思います。

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目次

山・身近でも遭遇する危険な昆虫類

アシナガバチ

日本全国の山間部・平地・都会の茂み・家屋などでも見ることがある身近な危険昆虫。

体長は成虫で1~3㎝程で後ろ足が長いのが特徴です。(スズメバチに比べると一回り小さく・スリム)

日本では主に4種類のアシナガバチが多いようです。(種類はまだ沢山います。)

セグロアシナガバチ
キアシナガバチ
フタモンアシナガバチ
コアシナガバチ

・ 益虫としての側面もある

・ 攻撃されていると判断した場合は攻撃性が増す

・ 毒針は一度刺しても抜けない為、何度でも攻撃してくる

・ スズメバチほどではないが針に強い毒性を持つ

・ 巣は意外に頑丈に作られている

・ 刺されたら必ず病院を受診する

アシナガバチは意外にも益虫としての側面があります。 蝶・蛾の幼虫を食べることで住宅周辺(家庭菜園)、農作物への被害も減少します。

毒針はスズメバチと違い一度刺しても抜けない為、何度でも怒らせると攻撃してきます。 毒性もスズメバチほどではないですが、アナフィラキシーショックの症状を起こす危険性もあります。

アシナガバチの巣は結構頑丈に作られていますので、もし自宅周辺で見つけてもうかつに駆除をせずに業者へお任せしましょう。(巣作りは四月ごろからで真冬以外はほぼ活動している)

刺されたらその場から数十メートル離れて、傷口を流水で洗い流し毒液を絞り出す(針が刺さっている場合は毒液を再注入しないようにそっと抜きましょう針の根元に毒元がある為

腫れ・痛みは氷・アイスパック・水などで冷やして、アナフィラキシー症状が出るか注意深く観察しましょう。(かゆみ・炎症を抑えるには抗ヒスタミン剤・ステロイド剤の含まれた薬を塗ると効果がある)

アナフィラキシー症状が出た場合・救急車到着までは仰向けに寝かせ、足を持ち上げる。

ハチに刺された時の主な症状

・ 痛み

・ かゆみ

・ 皮膚症状

・ 吐き気

・ 浮腫

・ 呼吸困難

スズメバチほどではないとはいえ、山・屋外・家屋・街中でも十分に注意しましょう。

毛虫類

毛虫類は意外に小さく見つけづらく、木に張り付いていたり・枝から落ちてきたり・風で飛んできたり・葉っぱの裏にいたりと分かりにくいうえ、棘・毛に強い痛みを伴う毒をもつ種類もいます。

イラガ(電気虫)
チャドクガ
マツカレハ

主な三種類を紹介しておりますが、分かりにくい場合は(いびつで・毒々しい毛虫には触らない)が一番になります。

特に皆様が遭遇する危険があるのが、イラガ(電気虫)になります。何故(電気虫)と言われているかというと、刺されると強烈な電気が走る痛みを伴う事から名前が付いたと言われています。

よくいる樹木に(梅・桜・柿)など上げられます。 春先の梅・桜の花見で皆様楽しまれると思いますが、樹木の真下での花見・枝を持っての撮影には注意したいものです。(特に桜の花見の終わりごろの若葉が出てきた時期) イラガ自体は軽いので風で飛ばされます、付いたのが気になり思わず振り払うと刺されます。 他の毛虫でも毒毛が風で飛んできて皮膚に触れ、気になり振り払うと皮膚が腫れ上がったりと例がありますので注意が必要です。

イラガ・繭
チャドクガ・繭

・ 本来は天敵(鳥類動物から身を守る為に毒針・毒毛を持つ

・ 葉っぱの裏に密集していることが多い

・ 意外にも刺されたら痛み・腫れ・痒みが大きい

(例)毛虫類に刺された症状

イラガ(電気虫)に刺された症状
チャドクガに刺された症状

もし、毛虫類に刺されてしまったら

・ 毒針・毒毛をガムテープ、粘着テープで取り除く

・ 流水でしっかりと洗い流す

・ 抗ヒスタミン剤入りの軟膏を患部に塗る

ハンミョウ類

マメハンミョウ
ツチハンミョウ
アオカミキリモドキ

ハンミョウ類は体液に毒があり、不意に触ってしまったり、興味本位でつついたりすると毒液を出します。 

毒の体液に触れると、幹部は赤くただれひりひりしたり、水ぶくれができ火傷のような皮膚の炎症が起こります。

ハンミョウから攻撃することはなく、身に危険を感じると体液を放出するので、体にとまったりした場合、そっとつぶさないようにして払いましょう。

もし、体液に触れてしまったら

・ 患部を水洗い・(登山中ならペットボトル・水筒に水を入れて持参する)

・ 抗ヒスタミン軟膏を患部に塗る

マダニ

マダニ

マダニそのものは毒を持っていませんが、病原体を媒介するので注意が必要なのです。野生動物・人間・ペットにつき、動物の死骸にも群がります。そのため危険な病原体を持っていることがあり、マダニによって媒介されることで死につながることもあります。

マダニに嚙まれてしまった場合、迷わず医療機関を受診する事をお勧めします。

主な感染症

もしマダニに嚙まれたら

マダニは、吸血する場所を決めると、皮膚に咬みつきながらセメント物質を出して固着します。吸血中のマダニを発見したら、つい取り除きたくなりますが、絶対に自分で取ろうとせずに、医療機関で除去してもらいましょう。

無理に引きはがそうとすると、セメント物質で固着した口の部分が、体内に残ってしまうことがあり、大変危険です。 また、吸血しているマダニをつまんだり、つぶしたりするのも厳禁です。マダニの体液の中の病原体が体内に逆流し、感染症を引き起こす可能性があります。

マダニ予防法

マダニは、ディート成分を嫌うため、ディートを使用した虫よけスプレーが効果的です。マダニは、取りついてからすぐに吸血するのではなく、皮膚の柔らかい場所を探してしばらく徘徊する性質があります。

帰宅時には、着ていた服にマダニが付いていないか、ペットにマダニが付いていないか入念にチェックし、着替えや入浴をするなどしてマダニを除去しましょう。

アブ・ブヨ類

アブ
ブヨ

ブヨはよく登山中・林道など山・川沿いなどを歩いていると顔の周りをうろうろ飛び回る小さな昆虫になります。 刺されたときには強い痛みが走り、後に強い痒みが伴います。

ブヨに刺されると、ブヨの唾液に含まれる毒素によって皮膚に激しい炎症が起きます。かゆみ、腫れなどの症状が出た時は、充分な強さのステロイド外用剤を使って、炎症を抑える必要があります。

アブはハチのような毒針は持っておらず、皮膚を噛んで出血させて血を吸います。 アナフィラキシーショックの危険性はほぼありませんが、刺された患部は腫れ、痛みや痒みの症状が現れます。 これはアブが噛む際、流血を促す成分を患部に入れるためなので、なるべく早く患部を手で搾り、水で洗い流すことが大切です。

木陰で休む際には気をつけましょう。ただアブは真夏の日中はあまり活動的ではありませんので、吸血される可能性はあまり高くないかもしれません。早朝や日没前の気温が下がった時にはご注意ください。

ムカデ

ムカデ

強靭な顎で触れたものを手当たり次第に噛みつく攻撃性の高い傾向があります。毒はわずかで、命に直接関わるようなものではありませんが、稀にアナフィラキシーショックを起こす可能性はあるようです。

嚙まれると強烈な痛みと腫れを伴います。 山にいそうな昆虫ですが、肉食性で好物が住宅・家屋などの人が住んでいる所に多くいる為(ゴキブリ・コオロギ・蜘蛛・バッタ・ミミズ)

小型なら、数ミリの隙間があれば室内にも侵入します。 都会だから大丈夫ということにはなりません。

※ 新築家屋(窓サッシ・ドア類・換気扇類+取付クリアランス-小型の昆虫類=侵入可能)

経験のある方もおられるとは思いますが、この虫どこから入ってきた!? て思うことがあったと思います。(ゲジゲジ・ヤスデ・ゴキブリ・カメムシ等々)

ムカデの嫌いな香りで予防

ムカデが苦手としているのは、防虫剤などにも使用される樟脳、ヒノキ・ハッカ・ローズマリーなどのハーブの香り。触角に刺激を与える香りを嫌がると言われています。 ローズマリーなどは枝を数本切り水に活けて玄関口に置いておくと蚊よけにもなります。

もしムカデに嚙まれてしまったら

ムカデに咬まれると激しい痛みがあり、赤く腫れてきます。まずは患部の毒を絞りだしながら、水で冷やして洗い流しましょう。抗ヒスタミン含有のステロイド軟膏を塗り、腫れがひかない場合は、なるべく早く専門の病院へ行ってください。

ムカデに嚙まれた・足の腫れ

ヤマヒル

ヤマヒル
吸血し出したら・中々離れないヤマヒル

日本では、本州から四国・九州にヤマビルが生息しており、大型動物が近づくと草などから飛びつきます。
基本的には下側から侵入してきますので、衣服や靴下を身に着けていても潜り込んでくることがあります。

吸血されると、中々離れません、登山中に沢山足についていると厄介になります。 ヒルジンという麻酔成分のために血を吸われていることにほぼ気づかず、また傷の治りが遅いのも特徴です。

近年ではペット連れでのアウトドアも流行っておりますが、吸血されているのを気付かずにいざ帰る頃にペットが吸血されていたという事例もありますので、十分に注意しておいてください。

ヤマヒル対策

野外では極力肌の露出を少なくしましょう。 ・長袖、長ズボン、長靴、手袋、帽子等により、極力肌の露出を避けます。 ・服装のすき間をなくします。

忌避剤を使用して 防護手段と組み合わせて、ヤマヒルが体に付着しないよにしましょう。

まとめ

今回は、登山のみならず身近でもよく見かける昆虫類を紹介してみました。

意外にも街中・河川敷でも見かける昆虫もいますので、知識と対策を少しでも知っておくことで慌てずに対処できると思いますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

今回はここまでです。ここまでのお付き合いありがとうございました。


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