こんにちは、いとちゃんです。 今回は自転車のRD(リアディレイラー)について取り上げてみたいと思います。
自転車のスプロケットの歯数を変えたり、新しくリアディレイラーを買おうと思っているのだけど、注意点があります。
リアディレイラーの「トータルキャパシティ」っていう言葉を聞いたことがあるのだけど、これって何? トータルキャパシティってのを計算した上で、RDを選ばないといけないの?
リアディレイラーには、SSとGSの2種類ありますが、はたしてキャパシティってのは、どうやって計算すればいいのだろう? そして、どうやって買うべきRDを選んだらよいのだろう?
そんな悩みのある方の参考になればと思います。
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RDの知識・GSとSSの違い

リアディレイラーはケージの長さが大小2種類あることを知りましょう。
RDのケージの長さとキャパシティーの関係
RDには、チェーンを引っ張るプーリー(滑車)が付いたケージがあり、その長さによってキャパシティーが変わります。
- ショートケージ(SS): キャパシティーが小さく、軽量なため、主にギアの歯数差が少ないロードバイクや平坦走行向けです。
- ミドルケージ(GS)/ロングケージ(SGS): キャパシティーが大きく、幅広いギア比に対応できるため、MTB、グラベルロード、ツーリングバイク・登坂などを意識した自転車などに適しています。
どちらを使えばいいのか?を決める要因は2つあります。
- クランク(チェーンリング)の歯数
- スプロケットの歯数
具体的に確認するポイントは4つ。
- トータルキャパシティ
- ロースプロケットの歯数
- トップスプロケットの歯数
- 最大フロントギア歯数差
トータルキャパシティとは!?

RD(リアディレイラー)のキャパシティーとは、RDが吸収できるチェーンのたるみの最大能力を示す数値です。この数値は、使用するギアの組み合わせに対応している必要があります。
なぜキャパシティーが重要なのか?
自転車のギアは、チェーンリング(前ギア)とスプロケット(後ろギア)の組み合わせによって、必要なチェーンの長さが変わります。
- チェーンが最も長くなる場合: 一番大きなチェーンリング(アウター)と一番大きなスプロケット(ロー)の組み合わせ。
- チェーンが最も短くなる場合: 一番小さなチェーンリング(インナー)と一番小さなスプロケット(トップ)の組み合わせ。
RDの役割は、これら最もチェーンが長くなる状態と短くなる状態でのチェーンの長さの差(たるみ)を吸収し、常に適切なチェーンの張りを保つことです。キャパシティーが不足していると、変速がスムーズに行われなかったり、最悪の場合はチェーンが外れたり、RDやフレームが破損したりする原因になります。

トータルキャパシティの計算方法

必要なキャパシティーは、以下の式で計算できます。
トータルキャパシティは、(フロントの最大歯数 – フロントの最小歯数)+(リアの最大歯数 – リアの最小歯数)で計算されます。これは、リアディレイラーがチェーンのたるみを吸収できる能力を表し、この数値以上のキャパシティを持つリアディレイラーを選ぶ必要があります。
計算方法
- 1::フロントのクランクセットとリアのスプロケットの、それぞれで「最大歯数」と「最小歯数」を確認します。
- 2::フロントの最大歯数から最小歯数を引きます。
- 3::リアの最大歯数から最小歯数を引きます。
- 4::ステップ2とステップ3で計算した2つの数値の合計を求めます。これがトータルキャパシティです。
例
- フロント:最大歯数 44T、最小歯数 24T
- リア:最大歯数 34T、最小歯数 12T
- 計算: (44-24)+(34-12)=20+22=42T)
※ この例の場合、トータルキャパシティが42Tなので、42T以上のキャパシティを持つリアディレイラーを選ぶ必要があります。
まとめ
今回は、初心者必見!!自転車豆知識・RD(リアディレイラー)のキャパシティーとは!? について取り上げてみました。
自転車を買い乗りなれてくると、もっとかっこよくしたい・カスタムしたいなど目標が広がり、楽しくなります。 もちろんメンテナンスや消耗品を変えたりと、知識を深めたいと考える方も多いと思います。
その一つの知識として、RD(リアディレイラー)も覚えておいて損はありませんので参考にしてみてください。
今回はここまでです。 ここまでのお付き合いありがとうございます。




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