こんにちは、いとちゃんです。今回は自転車のチェーン洗浄について取り上げてみたいと思います。
休日の朝、30分~1時間くらいを使いメンテナンスもしておきましょう!!
パーツの消耗具合、劣化、次回の交換予定の部品などの予定を立てておけばサイクリング中のトラブル回避にもなりますよね。
今回は自分の自転車のチェーン洗浄を紹介していきます。
目次
チェーン洗浄作業の準備
洗浄できる場所は各家庭で色々だと思います。 今回は床面を出来るだけ汚さないやり方で作業していきます。
床面に関しては家庭で残しておいた段ボール、古新聞などを敷きます。(新聞紙は洗浄後のチェーンオイルダストを染み込ませるのに便利です。 段ボールはあまり汚れなければ次回に又使います。
100均のヨガマットなども代用できます。自転車を逆さまにしてメンテナンスをするにも良いクッション素材になります。
チェーンの洗浄する上で多少の飛び散りなどはあるので、汚れても使い回せるもの(作業服、エプロン、靴、手袋)などあると便利です。 私服に付くと中々洗濯しても汚れが落ちない為。
キッチンペーパーなども汚れ拭き、汚れ防止、汚れたオイルの拭き取りのも使えるので便利です。
※ ただしチェーンを拭くのには使わないでください、毛羽立ち、ちぎれたゴミがチェーンに噛み込むため、チェーンを拭くのはマイクロファイバークロスをお勧めします。
必ず必要になる用品は (パーツクリーナー、チェーンクリーナー、チェーンオイル、メンテナンススタンドかバイクスタンド ※ディスプレイスタンドでも可)
メンテナンススタンドでも安価なフレームをつかんで固定するものは購入しないことをお勧めします。サイクルキャリアでもフレームクランプ式がありますが、フレームに傷が入ります、それよりかは屈み作業でもディスプレイスタンドの方が良いと思います。とりあえず後輪は回転できると楽に作業できます。
最低限はこのくらいで大丈夫です。 後は100均で道具は揃えられます。
100均で購入できる作業用品
どうしても必要なもの以外は低コストで最初は揃えておけば日々のメンテナンスも楽ですよね。 毎回自転車ショップに持っていくのも結構時間取られますし、、、
サッシブラシ、毛先が長く、隙間に入り込める為、チェーン、クランク、ディレイラー周りが掃除しやすいです。
洗面器、クリーナーの溶剤を出し、チェーンを漬け込む、ブラシにつけてチェーンに染み込ませる、スプレー式使用時の飛び散りの下受けと使用頻度は高め。
ビニール手袋、腕抜き、あると便利です。 汚れ防止、けが防止。
汚せない靴が多い方は長靴、お風呂ブーツが飛び散り防止に良いですね。
最近は100均以外にも大量売りしている所もあるのでいくらでもまとめ買いしておきましょう。(ウエス、雑巾でも良いです、がマイクロファイバークロスの方が傷が付きにくく、繊維がほつれません、)
中性洗剤、チェーンクリーナーが無い時の代用品。 弱点は強力にオイルが分解できないので多少は汚れ、ダスト、が残る可能性もあります、作業後の使用した道具の洗浄にも使えます。
ごみスタンド、どうしても汚れ作業になる為、あると重宝します。 後で汚れものを集めて掃除をまたするとか2度手間になりやすいのであると便利です。
チェーン洗浄に必要なもの
パーツクリーナー
金属部品洗浄から自転車、オートバイ、車、自宅の窓の冊子、引き戸、結構なんにでも使える汚れ、異物除去の優れもの。
ホイールに付いたブレーキダスト、パッドのダスト、ブレーキ本体、チェーンの仕上げ洗浄、フレームに飛び散った汚れ落としなどマルチ洗浄アイテム。 まとめ買いしておけば重宝します。
チェーンクリーナー
チェーンの継ぎ目の中にまで入り込んでしっかり汚れを落としてくれるクリーナー。 短時間で汚れを落とすには必需品で水洗い無しでもOKです。速乾性と遅乾性があります。
速乾、低臭性 ⇒ 塗装面に優しい。 遅乾、強力性 ⇒ 強力に汚れを溶解。
チェーンオイル
チェーンを洗浄して綺麗にしたなら必ずチェーンにオイルをさしましょう。
何故、チェーンオイルをささないといけないのか!?
チェーン、駆動系の保護(錆や摩耗からチェーンを守ってくれる)、回転抵抗を減らしてスムーズに快適なライドを楽しめる、砂埃、ダスト付着の低減、と効果がありダスト、汚れが付着していた時より断然駆動系が良くなります。
各メーカーいろんなタイプを出してはいますが、家庭環境を考えれば、水で洗い流さなくても良いものがお勧めです。 作業も手軽にすみますし。
チェーンオイル ドライタイプ、ウェットタイプ どちらが良いの!?
簡単に説明するとオイルには(ドロドロ、サラサラ)かによって大きく分けて2種類に分かれます。
ドライタイプ
その名の通り注油した後に乾いてくれるタイプ。 粘度が低くサラサラ、表面にはテフロンなどの添加剤が残ります。
メリット ⇒ ウェットタイプに比べると抵抗が少なく、表面が乾燥しているので汚れにくく油の飛び散りが少ない。
デメリット ⇒ ウェットタイプに比べると長持ちしない、雨天走行するとすぐにオイルが切れてしまうものもあります、塗り足しを続けると蓄積された添加剤のせいで汚れが固まってしまう事もありますので注意が必要です。
サラサラとしたオイルは抵抗が少なく、回転も軽やかで、ヒルクライムレースなど淡々と回す場合に好まれます。
雨の日は乗らない、屋内保管、可能な限り汚したくない方はドライタイプをお勧めします。
ウエットタイプ
その名の通り、注油した後オイルが残りしっとりと濡れた状態を保つタイプです。粘度が高くドロドロした状態。
メリット ⇒ 耐久性があり、雨や潮風に強い。
デメリット ⇒ 汚れやすく、抵抗も大きくなる。
ドロドロとした重めのオイルは耐久性が高く、油膜が効いて(踏み心地が良い)と感じる方も多く、クリテリウムレースなどでガツンと踏みたい場合に好まれます。
雨の日もガンガン乗る、距離を乗るので長持ちさせたい方はウエットタイプをお勧めします。
※ ウエットタイプでも晴れの日使用を前提とした(セミウエット、ハーフウエット)と分けているものもあります。
ドライタイプよりサラサラ ワックスタイプ
ワックスタイプはドライタイプよりも更に粘度が低くサラサラのチェーンオイルです。 潤滑性が高く、ロードレース、ヒルクライムレースに出るガチ勢にお勧めです。
メリット ⇒ ドライタイプ、ウエットタイプに比べるとチェーンが汚れにくい。
デメリット ⇒ 水分で流れやすい為、こまめに注油する必要があります。
スプレータイプ、リキッドタイプどちらが使いやすい!?
スプレータイプは制汗剤や虫除けスプレーのような容器に入っているもので、ボタンを押せば勢い良く(シュ~~)とチェーンオイルが出てきます。
スプレータイプ
メリット ⇒ スプレーで一気にオイルを塗布出来るので簡単です。
デメリット ⇒ オイルが飛び散りやすい、使い過ぎてしまう事がある。 同じ性能、同じ分量で比べるとリキッドタイプよりは割高になる。
しかし、最近のメーカーさんはよく考えられており、噴射時の飛び散りは少なくなっているみたいです。
リキッドタイプ
リキッドタイプはプラスチックボトルに入った大きな目薬のような形をしています。
メリット ⇒ チェーンのコマやリンク部など狙った場所に適量を塗布出来る。
デメリット ⇒ 慣れるまでは少し面倒、時間がかかること。
日々のメンテナンスはスプレータイプ、 レース、イベント前にはリキッドタイプと使い分ける方もいます。
段階別チェーンの洗浄
※ ここで大前提なのですが、重ね塗りしてもいいんではないの!? という方もおられると思いますが、必ずチェーン洗浄してからをお勧めします。
汚れが残ったまま注油してしまうとせっかくのチェーンオイルの性能が発揮されないからです、チェーン内部の砂や鉄粉がチェーンプレートを傷つけ摩耗を早めてしまいます。
ダスト、油分をしっかりと落としてから注油すると、驚くほどペダリングが軽くなり変速もスムーズになりますので。
初めての作業でも準備して、チェーンの洗浄、周りの拭き取り、注油、乾燥、変速確認まで作業しても1時間くらいで出来ると思います。(付属で別作業を一緒にするなら別ですが、ホイール洗浄、フレーム洗浄など)
① 軽めの清掃 ⇒ ウエス、マイクロファイバークロスでクランクを回して表面の汚れを拭き取る。
② 通常清掃 ⇒ クリーナーを染み込ませたウエス、マイクロファイバークロスでクランクを回して表面の汚れを拭き取る。
③ 徹底清掃 ⇒ チェーンを外す or 外さずにチェーン内部までしっかり汚れを落とす。
今回はフレーム洗浄、チェーン脱着は省いて③の作業をします。 自分はAZさんの商品を結構多用しております。
※ 自分の使うクリーナーは水洗い無し、速乾性のタイプです。の為、洗浄後オイル塗布できるタイプです。
チェーンを外して漬け置きすれば効果は上がりますが、時間を1時間と決めての作業なので、チェーンを外さずブラシで染み込めせて洗浄します。
まずはディスプレイスタンドを後輪に付けてクランクを回せるようにします。 冬から4ヶ月放置、ダスト、砂埃でドロドロ状態、、、
① 洗面器ににクリーナー溶剤を出してブラシにつけてスプロケット、ディレイラー周りから染み込ませます。片手はウエスで受けておくと飛び散りは少ないです
※ AZさんからのBOXタイプの洗浄機も発売されております。 こちらもお勧めです。
② チェーンも同じ要領で染み込ませながらクランクを回して全体に染み込ませます。(結構ドロドロと浮いて出てきます、周りに散ってもパーツクリーナーで拭けばすぐに落ちますので安心して作業をしましょう)
③ 汚れが浮いてきたら、クランクを回してパーツクリーナーをチェーンに吹き付けて残ったダストも出していきましょう。
④ ディレイラー周り、クランク周り、フレームなど飛び散った所をマイクロファイバークロスで拭き取り。 (時間があればチェーンの油分を取り除いているのでブレーキ、ホイール、変速機、フレームなどを洗浄しても丁度良いです。)
参考にチェーン洗浄の仕方、取り外し方などの動画を上げておきます。
チェーンを簡単に外す方法。(ミッシングリンク)
かなりの汚れが落ちました。(完ぺきではないですが、)
汚れを落とした時についでにチェーン、スプロケット、ディレイラー周りの劣化、すり減り具合も確認しておきましょう。 今後のチューニング、メンテナンスの予算配分の参考にもなりますし、突然調子が悪くなり交換、、、となると意外に痛い出費にもなりますよね。
フロントのスプロケット(シマノSORA 3000系) まだまだ使用できますが、少し摩耗してきております。
⑤ チェーンオイルの塗布をしていきます。 今回使用するのはAZさんのリキッドタイプ。
(クリーナーが速乾性、水洗い無しタイプならそんなに時間を空けなくても塗布できます)
チェーンの1コマずつ染み込むぐらいを目安に塗布します。(下に垂れるほど塗布しなくて大丈夫です。) このコマのかみ合わせ部分とプレート部分が重要です。
※ この時注意する点はブレーキやタイヤにかからないように注意する事です。
オイルがブレーキ面、ホイールのブレーキパッドが当たる部分、ブレーキパッドに付着してしまうとブレーキが効かなくなり、大変危険です、 タイヤに付着してしまうとスリップの原因になります。 (注油の際はウエスなどで当て布をしておきましょう。
⑥ チェーンの乾燥、片付け、変速機の変速確認。
しばし乾燥させてから変速確認をします。乗っている自転車の変速段数全てクランクを回して確認していきます。 変速の違和感、ディレイラー周りの動きなどしっかりと確認しましょう。
これでチェーンの洗浄から塗布、確認作業まで終了です。
参考に、ちゃんとしたバイクスタンドがあればこんな洗車、チェーン洗浄の仕方もあります。(ワコーズさんの製品での紹介です)
まとめ
自転車のメンテナンスはまだまだ奥が深く伝えきれない部分もまだ多々あると思います。
今回使用した用品の中にも製品によっては使い方が大きく異なる場合もありますので実際に使用される製品の取扱説明書をよく読んでから作業を実施してください。
もし不安な所があればショップで聞いても色々と教えてはくれますので少しずつメンテナンスをしていきましょう!!
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