こんにちは。 いとちゃんです。 今回は登山・軽登山・アウトドアなどで、危険な動物・昆虫類意外にも、うかつに触ってしまうと危険な植物を紹介して注意点などを取り上げてみたいと思います。
目次
山・アウトドアで見かける、危険な植物
触るとかぶれる植物(漆科) 山漆(ヤマウルシ)・ツタウルシ
山漆(ヤマウルシ)は山地でいたるところに生息している植物です。葉はほかの植物と同じように緑色ですが、茎の部分が赤いのが特徴といえるでしょう。最初は分かりにくいと思いますので、赤い茎の植物には触らないようにしましょう。
ツタウルシは、他の樹木に絡みつくようにはい上がって生息しています。至る所に木に巻き付いている植物なので、木の幹に巻き付いている植物には素手では触れない方がいいでしょう。
※ 紅葉の綺麗な時期には葉が綺麗な色になるのも特徴ですので、不用意に素手では触らないように注意してください。
漆ほどではないが気を付けたい植物
漆かぶれの特徴・対策
漆の主成分ウルシオールによる接触性皮膚炎といわれています。
・ 「漆かぶれ」を何度も経験すると皮膚に抵抗性(免疫のようなもの)がついてほとんど症状がでなくなる
・ 親に抵抗性があると(遺伝のようなしくみで)その子供は漆にかぶれにくい体になる
・ 通常はかぶれにくい人でも、体調が悪いときなどに急にかぶれるようになる
・ 肌・手 などの露出を控える
・ 原因がアレルギーの時はステロイド性抗炎症薬を使用する
・ 強い炎症が無く、かゆみだけなら抗ヒスタミン薬を使用する
・ 症状がひどくなってきた場合は皮膚科を受診する
毛の部分が危ない・刺激性物質のある植物 イラクサ科
イラクサは、茎や葉にトゲのような毛を生やしています。その中には、蕁麻疹を起こす可能性のある化学物質ヒスタミンが入っているために、毛に触れてしまうと激しい痛みを伴い、赤くはれ上がってしまうことがあります。細かいトゲのような毛が複数刺さると抜きにくいため、注意が必要です。
・ 意外にも食用・薬効の効果もある
・ 茎や葉の表面には、うぶ毛のような細い棘がある
・ 傷口を流水ですすぎながら指で強くつまみ上げるように洗ったり、ポイズン リムーバー(吸引器)を用い毒を体内から外に出し、リンク抗ヒスタミン軟膏を塗る
イラクサ科植物の山菜としてはミヤマイラクサが有名ですが、ムカゴイラクサも食べることができます。
葉が完全に展開する春ごろが収穫に適しており、クセがなく味は良いです。
ただし、ミヤマイラクサよりも葉が細く群生しないため大量に採取することができません。
トゲは茹でると気にならなくなり、主な食べ方としてはおひたしや生のまま揚げた天ぷらなどがあります。
トゲに注意!切り傷につながる植物 茨(イバラ)・ススキ
茨は日本全土で野山に多く生息しています。枝や幹に固いトゲがあるので、引っ掛かると切り傷につながる大変危険な植物になります。
日本のどこにでも見かけるススキが危険というのは意外に思われるかもしれません。 しかしながら葉が細長くて堅いというだけでなく、その縁がギザギザとして鋭いのでむやみに触ると切り傷のようになることがあります。
意外にも邪魔になる山笹科(やまささ)
補足で危険性は少ないですが、登山道など下草刈りをした時期なら邪魔になりにくい笹科の植物。
成長が早く一月もすれば、かなり伸びて登山道などでも足場が見えにくくなり、蛇類・昆虫類などが潜んでいても分かりにくい、さらに枝部分は意外に頑丈で足に引っ掛けると転倒する危険性もあるので意外にも厄介な植物になります。
葉の部分も指を切りやすい葉になりますので注意が必要です。
山笹の生い茂る時期・登山道に群生する時期には足元にも十分に注意しましょう。
まとめ
今回は山の危険性のある植物を紹介してみました。
山の危険な植物はこの他にも沢山ありますが、不用意に近づいて怪我をしないようにしましょう。
また虫や植物による怪我の多くは、厚手の長袖や長ズボンを着用するなど、素肌が露出しないような服装を心がけることで減らすことができるものです。また知らない植物には触らないようにすることは、ケガへ予防となるだけでなく山の環境を守るうえでも大切なことです。
触れてはいけない危険な植物には十分な注意を払いつつ、せっかくの山のレジャーを思う存分楽しんでいきましょう。
今回はここまでです。 ここまでのお付き合いありがとうございました。
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