こんにちは、いとちゃんです。 今回は前回の続きで、ブレーキシュー交換後のブレーキの鳴き・変摩耗についてブレーキシューのトーイン調整について取り上げてみたいと思います。
目次
ブレーキシューのトーイン調整は必要なの!?
ブレーキシュー交換後にホイールリムに対して平行にブレーキシューを取り付けした場合、走行時のブレーキ制動時にホイールの回転によりブレーキがひずむ(よれる)傾向になります。
リムブレーキの制動上致し方ないのですが、シマノ製の上位グレード(デュラエース・アルテグラ)だとキャリパーブレーキ・シューゴム自体の剛性もあり制動力・よれ事態も差があるようです。
※ シマノ公式オーナーズマニュアル
リムの進行方向に向かってブレーキシューを傾けるというもので、シューのトゥ(先・先端)をインするからトーインだと考えております。
ブレーキの調整でシマノは現在は0.5mmのトーインを付けて下さいとお話なっています。
実際に0.5mmとは見た目でも少しわかるか程度になります。 逆にトーを付けすぎれば、シューゴムの片チビの原因にもなります。
何故・トーイン調整が必要なのか!?
これは諸説ありますが、、、
① 泣き防止
② ブレーキの歪みを計算に入れて
③ 制動時シューをまっすぐリムに当てるため
この辺が関係していると言われています。
シューが押し付けられてもリムは進行方向へ動いています。
この状態から更にシューを強い力で押し付けると前方方向へシューが動こうとします。
その時のリムとシューの摩擦で進行方向後ろ側が内側に入ってくるような、引き込まれるような動きになります。
この様な構造と動きがアーチと剛性次第では考えられなくはないということですので、トーインが必要と考えているのですが、、、これがブレーキシュー自体の動きの問題か、ブレーキ本体の歪みの問題なのかは不明です。
しかしブレーキング時にリムに垂直に、まっすぐシューが当たるということはしっかりとした制動力を確保する上でも大切なことではないかと考えています。
トーイン調整に必要な物は!?
基本的には六角・ヘックスレンチとブレーキシューチューナーがあれば大丈夫ですが、チューナーが無ければ、0.5mm程度の厚紙等でも問題ありません。
ですので、今回のトーイン調整には一般的に家庭にあるものを利用します。
トイレットペーパーの芯・これをカットしてブレーキのトーイン調整に使用します。 厚みは約0.5mm位でどこの家庭にも出てくる物です。
ブレーキトーイン調整をしてみよう!!
シュー調整はさほど難しくはありません・ブレーキシューを止めている六角ネジを緩め、カットした厚紙をブレーキシューの後ろ側1㎝ほど挟みます。
ブレーキを握り厚紙を挟み(シューの位置合わせもしておきます)・六角ネジを締めるだけです。
※ キッチリとした角度を出したい場合はシューチューナーの購入をお勧めいたします。
写真で見ると少しリア側が角度が大きい為、あらためて調整いたしました。 大体はフロント側の写真の程度の角度になると思います。
まとめ
今回はブレーキシューのトーイン調整について取り上げてみました。
調整結果はあくまでも私個人で行ったものであり、もちろん結果は走るコース、例えば山が多いとか、平地が多いとか、これだけではなくて普段からどのくらいの強さでブレーキをかけているか、そんなことでももちろん結果に差は出てくると思います。
ということでトーインのジャストのセッティングはどうすれば?というところだと思いますが、
こればかりは削れた部分をよく観察してシューが面できれいに削れていくようにセッティングをする。それと実際に乗って自分の好みに効かせかたに合わせていく。これに尽きると思います。
前述のようにコースやブレーキのかけ方でも差は出てくると思いますので、自分のライドに合わせてセッティング、これがいいのではないかと思います。
今回はここまでです。 ここまでのお付き合いありがとうございました。
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